共同通信 47NEWSより「小暮はな「AZUL」生きて在る素晴らしさ歌う

新しき歌姫の誕生を感じさせるシンガー・ソングライター小暮はなのアルバム「AZUL(アズール)」が発売された。高校1年から東京や京都などのライブハウスで歌ってきた34歳の実力派。アルバムには2008年から11年までポルトガルで活動していた時に作った歌など11曲を収めた。

 「AZUL」はポルトガル語で青。「幼いころ、色だけの夢を見続けていて、その度に目覚めてしまった。だから青は不安な色だったのに、ポルトガルで素晴らしい青と出合いました」

 晴れわたった青い空。カモメが飛び交う青い海。家々の青い装飾タイル。「それまで自分がかたくなに守ってきた価値観がほどけ、新たな感情が生まれてきた。自分にとって好きなもの、大切なものは何か。自問自答の中から歌ができていきました」

 「過ぎてゆくのが早すぎて/恐くなるけれど/ああ アンドリーニャ/きっとくる もうすぐ春が」(「アンドリーニャ」)、「Azulに漕ぎ出してゆく/さようならAdeos カモメ/涙もいつか海になる」(「一羽のカモメ」)

 「アンドリーニャはツバメでポルトガル人はとても大切にしている。日本も同じですが、春にアンドリーニャが来ることをずっと待っている」

 別れの涙も広い海につながっている。小暮の歌には、再生への思いが必ずある。それを凜とした澄んだ歌声で優しく歌いかける。生きて在ることは、素晴らしいなと思える歌ばかりだ。

 ポルトガルは伝統歌謡ファドが有名だが、その地でのライブが認められ、今秋スペインで開催のファドフェスティバルに招待された。

記事:47NEWS